老中医による急性腎炎の第一選択処方

ガイド:本稿の著者は地膚子を君薬として用い、風邪を払い、利尿作用があり、肺を瀉す薬品を配合し、急性腎炎を治療し、それを第一選択の必ず用いるべき処方としており、学ぶべき点がある。



複方地膚子湯による急性糸球体腎炎の治療

舒鴻飛

【専方出典】鍾思潮.複方地膚子湯による急性腎炎79例治療の小結[J].新中医,1975,5(5):34

【薬物組成】地膚子15g、瞿麦、荊芥、蘇葉、桑白皮、車前子各10g、蝉衣3g

加減:病勢が急な場合は地膚子を18gまで増量する。血尿が重い場合は瞿麦の用量を増やす。蛋白尿が重い場合は蝉衣と蘇葉の用量を増やす。白血球が多い場合は黄柏の用量を増やし、連翹を加える。円柱尿が多い場合は石韋を加える。

【効能主治】発汗利尿、清熱去湿。急性腎炎を主治する。

【検証例】例1:徐某、女性、37歳、当院職員、1998年12月9日初診。患者は掻爬後に浮腫と腰痛が半月続いている。尿検査所見:赤血球(+++)。舌は暗紅色で苔なし、脈は沈細。複方地膚子湯に三七末(煎じ薬に混ぜて服用)6gを加え、5剤処方。12月19日再診、服薬中に軽度の下痢があったが、服薬中止後下痢は止まり、浮腫も消退。尿検査再検査で正常値を確認。

例2:段某、女性、5歳、1996年10月31日初診。患児は癤腫感染により顔面浮腫が5日間持続し、小便短少を伴う。尿検査所見:赤血球(+++)、白血球(+++)、タンパク質(++)。複方地膚子湯5剤を処方し浮腫消退後、尿再検査で正常化を確認。

【運用の心得】本方もまた私が臨床で最も多用する方剤の一つであり、急性腎炎には必ずこの方を第一選択とする。

1.本方を応用して急性腎炎を治療すると、確かに有効率が高く、臨床症状の消失が速いなどの利点がある。

2.使用する薬剤は一般的であり、患者の費用負担が少ない。

3.いずれも常用薬であるため、高齢者、小児、女性の子宮掻爬後など、体質虚弱者にも使用可能です。

拡大する
参考:上記はあくまで参考であり、具体的な治療については医師の指示に従ってください。

最新記事